2026年5月、映画『箱の中の羊』が公開になったので、その宣伝もかねてテレビで『海街diary』が放映された。録画してあったものを先日見た。もちろん面白かった。ふと自分のパソコン内を検索してみると、『海街diary』が公開された2015年に書いてその当時やってたブログにアップしたテキストが見つかり、読んでみた。
読んでいて我ながらとても恥ずかしい文章だが、新たに『海街diary』の感想を書くのも億劫なので、そのままこちらのブログに記録しておこうと思った。
以下がその文章。

↓ タイトル
鎌倉で四姉妹と一緒に暮らしたい『海街diary』
私は綾瀬はるか好きであり、映画『海街diary』では、綾瀬はるか以外に長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが姉妹役として見られる、という。
原作は読んでいないが、あの吉田秋生であるので、相当良いだろうと思われる。
そして、数々の賞に輝く是枝裕和監督の作品であり、私は是枝監督の映画ってのはペ・ドゥナを見るためにDVDで『空気人形』を見ただけなので、実はよく知らないが、カンヌのコンペテイションに出品されたものであるし、一定のクオリティは保証されている、と予想できるではないか。
なんか名作の予感がする。
というわけで、シネプレックス旭川へ!
予想を超えた傑作でした『海街diary』。大好きです。しびれました。
やっぱり映画ってのは、女優さんが良いと傑作になるのだなあ。
ま、物語ってのは、「鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う(シネマトゥデイより引用)」ってなものであり、いわゆるホームドラマですよ。
特別なことは何も起きない。
人類が危機に直面したり、犯人を追って全速力で走ったり、爆発などは一切無いので、退屈と思う人もいるようなのだが、綾瀬はるかと長澤まさみと夏帆と広瀬すずの四人がそれぞれの性格をチマチマ演じ分け、それが鎌倉の美しい風景の中で展開するわけで、そういうのを見て退屈する人もいるのだなあ。退屈の王か。
私など、ずっと見ていたいですよ、四姉妹。一緒に住みたい。一緒に住もう!
そんなわけで、隣に住んでいるキレイな四姉妹の生活を覗いているような、倒錯気味の上ずったオヤジの気持ちになってきているわけですよ。
しっかり者の長女はキチンと幸せを掴めるのか、次女は落ち着いて男を選んだ方が良いな、三女の性格の良さは破格だな、などと心配したり感心したりして、新たに加わった四女などは、あまりの可愛らしさに目に入れても痛くないとはこういうことなのか、と思ったりする。
四姉妹以外のキャストを全く知らずに見たので、あちこちに出てくる有名な役者さんたちにも驚かされた。
みなさん、素晴らしい。
キチンと作られた日本映画は、本当に素晴らしいです。
ひとことで言えば、親の事情で子供時代を子供らしく過ごせなかった女性が、同じ境遇の妹と遭って一緒に暮らす、というお話で、綾瀬はるか、良かったなあ。しかも、長澤まさみが実にチャーミングで、サービスショットは本当にサービスだったなあ。夏帆って女優さんはテレビの「みんなエスパーだよ」でパンチラをやたら見せてくれた人だが、無邪気な三女という難しい役を魅力的に演じていた。誰もが絶讃するのは広瀬すずで、彼女を輝かせるためのシーンが随所に用意されていたし、実際、輝いていた。
先週の週刊文春の小林信彦のコラムは『海街diary』に触れていて、『海街diary』が気に入った小林氏は、この映画の良さが判らぬカンヌ映画祭など、もう止めてしまえ、とまで書いていて、相変わらずの小林信彦っぷりが微笑ましいかんじだった。
↑ というのが11年前の私の文章で、書いている内容は気持ち悪いが、今の方が文章がうまくなっているかどうかというと、あまり変っていないのだろうなあ。
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