本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

埋草日記◎朝ドラ『風、薫る』は『あしたのジョー』と同じ話だったことに気づく!

相変わらずNHKの朝ドラ『風、薫る』をぼんやり見ている日々である。先日の回では、看護を天職とするヒロインなのに、あることをきっかけに看護に携わると手が震え、まともに仕事が出来なくなってしまうという衝撃的なストーリー展開だった。 うーむ、この流…

11年前の『海街diary』の感想を読み返す

2026年5月、映画『箱の中の羊』が公開になったので、その宣伝もかねてテレビで『海街diary』が放映された。録画してあったものを先日見た。もちろん面白かった。ふと自分のパソコン内を検索してみると、『海街diary』が公開された2015年に書いてその当時やっ…

埋草日記◎町内会の会計の立場として、赤い羽根横領には本当に困るのだ

「赤い羽根共同募金」などを運営する社会福祉法人北海道共同募金会(札幌市)が1億8000万円の横領をしていたことが発覚し、新聞やテレビで大きく報じられている。 この世に横領しても「まあいいか」と許されるタイプのお金があるのかどうか知らないが(たと…

埋草日記◎黒田硫黄の新作マンガを読んで、大友克洋の新作について考える

黒田硫黄の新作マンガ『船頭安五郎』を読んで、つい「日本漫画界の伝説」大友克洋について思いを巡らせてしまった。 黒田硫黄『船頭安五郎』は江戸時代の水上運輸であった高瀬舟に関する時代劇で、詳細に設定を調べたことが大いに物語を豊かにしていた。そし…

黒田硫黄の新作マンガ『船頭安五郎』にうっとり! 傑作!

船頭安五郎 黒田硫黄 リイド社 2026年5月3日初版発行 最近は高齢化により情報をキャッチするアンテナがすっかり錆びつき、黒田硫黄の新作マンガが発売されていることに気が付いていなかった。そもそも黒田硫黄が新しいマンガを連載していることも知らなかっ…

ホラー? ミステリー? ジャンル分け不能の面白小説!『踏切の幽霊』

踏切の幽霊 高野和明 文藝春秋 2022年12月10日初版発行 踏切に出現する幽霊の話であり、だから『踏切の幽霊』というタイトルの小説で、このタイトルが良いのか悪いのか。あまりにそのままで地味といえば地味。でもまあ、その地味さやカバーデザインのシンプ…

埋草日記◎「フリースタイル 67 特集・江口寿史がしたこと」を読む

「フリースタイル」という雑誌を定期購読している。A5判サイズおじさん向け年四回発行サブカル雑誌、といった感じの本。 最新号(といっても4月10日発行)の「67号」の特集は、昨年(2025年)秋に大いにネットを沸かせた炎上物件「江口寿史トレパク疑惑」に…

埋草日記◎『ものぐさ精神分析』の岸田秀が亡くなった

『ものぐさ精神分析』の岸田秀が亡くなった。 筒井康隆ファンだったので、「精神分析」なるものに興味を持つことになり、高校生のころ新潮文庫で出ていたフロイトの『精神分析入門』や『夢判断』を読んで、実のところ何も理解できていないのにもかかわらず、…

埋草日記◎映画『箱の中の羊』がらみで綾瀬はるかのインタビュー記事を見つけたよ!

ぼんやりビールを飲みながらパソコンでネットを見ていたりすると、いつの間にか時間がどんどん過ぎていて、こんなことばかりやっているうちに簡単に人生は浪費してゆくのだなあ、何も成すすべもなく、おれは間もなく死んでいくのだなあ、人生というのは実に…

綾瀬はるか主演『箱の中の羊』の良かったところとは何か

綾瀬はるか最新作『箱の中の羊』をシネプレックス旭川で観てきた。封切り直後の土曜日の昼の回、思ったよりも観客は少ないという感じ。大ヒットではないのか? 映画の紹介をネットでみると「息子を亡くして2年、建築家の音々と工務店の二代目社長を務める健…

埋草日記◎『箱の中の羊』鑑賞直前に『A.I.』を観る

綾瀬はるか最新作『箱の中の羊』が絶賛公開中で、私も明日、観に行こうと思っている。というわけで、スピルバーグの2001年作品『A.I.』をDVDで見た。 映画『箱の中の羊』は「息子を亡くして2年、建築家の音々と工務店の二代目社長を務める健介の甲本夫婦は、…

新書『遊郭と日本人』で、吉原と志ん生師匠について思いを馳せる

遊郭と日本人 田中優子 講談社現代新書 2021年10月20日初版発行 この本を読んでみようと思ったのは「吉原」のことを知りたかったからだ。落語初心者(←私のこと)が古今亭志ん生の落語なんかを聞き始めると、「吉原モノ」というか「女郎買いモノ」いったよう…

「刑事コロンボ」を見る_5◎ホリスター将軍のコレクション

ホリスター将軍のコレクション DEAD WEIGHT 放送◎米1971.10.20 日1972.9.24 90分フォーマット 犯人◎伝説の軍人 被害者◎軍の補給係の大佐 トリック◎トリックは無い。目撃者を懐柔 倒叙型ミステリードラマとして今作「ホリスター将軍のコレクション」を評価す…

どうしても直木賞が欲しい! 恐怖小説『PRIZE』!

PRIZE 村山由佳 文藝春秋 2025年1月10日初版発行 たぶん『PRIZE』という本を知ったきっかけは「本の雑誌」だったと思う。どうしても「直木賞」を獲りたい小説家を描く舞台裏小説、みたいな紹介のされ方だったはずで、興味を持った。 子供のころから筒井康隆…

埋草日記◎この知ってる人は誰だったのか、の日々

人の顔と名前が憶えられない。 年齢のせい、だけではないと思う。思いたい。若いころからダメだったのだ。 だから、映画を見ていて、「これ誰だっけ?」となる。 特に洋画を見ていて途中で人物が分からなくなり、したがって、物語が理解できなくなる。外人の…

埋草日記◎はやく『べらぼう』見なきゃなあ、の日々

綾瀬はるかが出演しているドラマは見る、というのを自らの基本ルールとしているのだが、ナレーション担当というのも見るべきなのか。 綾瀬はるかのやや甲高い声と特徴的なイントネーションは唯一無二の耳触り。特徴があり過ぎるので、演技が下手に感じるほど…

「刑事コロンボ」を見る_4◎指環の爪あと

指環の爪あと DEATH LENDS A HAND 放送◎米1971.10.6 日1973.1.21 90分フォーマット 犯人◎探偵社社長 被害者◎新聞王の若き夫人 トリック◎計画的犯行ではないので特にないが、強盗に偽装 シリーズ化が決定した「刑事コロンボ」は「NBCミステリー・ムービー」と…

埋草日記◎旭山公園で桜を見たり積雪を見たりのGW

4月29日、昭和の日で祝日、ゴールデンウィーク初日、旭川地方は桜満開であり、花見に出かけた。旭川で桜の名所といえば「旭山公園」である。 本来のスケジュールであれば、この日「旭山動物園」も夏季営業開始だったのだが、例の事件の影響で営業していなか…

可愛い母としての綾瀬はるかを観よ「人はなぜラブレターを書くのか」

主演映画としては「ルート29」以来だから一年半ぶりとなるのだが、その間NHKの大河ドラマ「べらぼう」のナレーション、連続ドラマ「ひとりでしにたい」があったから、あまり久々の感じはないけど、やっぱりスクリーンで綾瀬はるかを見られるのは嬉しい限り。…

困難を乗り越え、綾瀬はるか主演「人はなぜラブレターを書くのか」鑑賞への道

大変な働き者である綾瀬はるか主演作「人はなぜラブレターを書くのか」が公開中である。さらに今月末(5月29日)には是枝監督の「箱の中の羊」公開が控えている。 といったわけで、映画「人はなぜラブレターを書くのか」をようやく観ることができた。 2026年…

テレビドラマデイズ2025◎新宿野戦病院

フジテレビ系で昨年(2024年)放映され、録画しっぱなしだった宮藤官九郎の脚本ドラマ『新宿野戦病院』をようやく、いまごろ(全然忙しいわけじゃないのに)見終わった。 で、観たら、これがまあ、とても面白く、ここに感想でも残そうか、という気分になった…

埋草日記◎札幌のシアターキノへ初訪問

筒井康隆原作の映画『敵』は吉田大八監督作品であるにもかかわらず、旭川の映画館での上映予定が無く、仕方がないので札幌へ行くことにした。 映画『敵』の北海道での上映は札幌と苫小牧と釧路の三か所のみ。もっとも行きやすいのは札幌のシアターキノという…

『敵』は遠い日の花火ではない。すぐ近くまで来ている! 映画『敵』について

筒井康隆原作の映画『敵』が公開された。 原作ファンで、しかも吉田大八監督ファンでもあり、わざわざ札幌へまで赴き、シアターキノで観てきた。 けっこう原作どおりなのに、ちょっと驚いた。決して映像化に適した小説ではないと思っていたし、原作ファンと…

ひとでなしコメディ「下妻物語」の面白さとは何だったか

映画「下妻物語」(2004年)は映画館で見ていない。 初めて見たのはビデオだったかDVDだったか。たいへん驚いた。なんて面白いのだ! 大傑作だ! といったわけで、中島哲也という人の名前を覚えた。 その後、「嫌われ松子の一生」(2006年)をビデオかDVDで…

「私にふさわしいホテル」の山の上ホテルはのんにふさわしいのか!

能年玲奈ことのん主演の「私にふさわしいホテル」をようやくイオンシネマ旭川駅前で観た。まだ公開されていないと思い込んでいて、上映館を調べたら既に先月から公開で、間もなく上映終了となっているではないか。あわわわ、慌てて観に行った。 とはいえ、期…

埋草日記◎2024年大晦日の矢野顕子の蛍の光

やっぱり(?)年末のテレビといえばNHK紅白歌合戦。特に熱心に見るわけではないのだけれど(大半の出演者が未知の方だし)、毎年少しくらいは見ている。でも2024年はほぼ見なかったなあ。 気になっている出演者はいたのだ。 まず一人目は、新浜レオンという…

埋草日記◎旭川から富貴堂の店舗が消える日

先日何気なく立ち寄った富貴堂豊岡店の入口に、2025年2月に閉店する旨の貼り紙があった。来るべき日が来たのである。 旭川を代表する書店だった富貴堂(ホームページによれば大正3年創業とのこと)は、手塚治虫を旭川に招いてサイン会および講演会を行うなど…

埋草日記◎旭川あるいは日本のスクリーンで見られない映画について

以前、筒井康隆原作、吉田大八監督「敵」を楽しみにしている旨をこのブログに載せた。 書店には映像化される書籍を陳列するコーナーがあり、ああ、これ映画化するのか、とか、ドラマになるのか、などと、眺めるのが楽しみなのだが、このコーナーに、近いうち…

埋草日記◎『セーラー服と機関銃』『探偵物語』で薬師丸ひろ子三昧な日々を

ブログ『続・新装 原達也の映画日誌2024年 好きな音楽の事 レトロ漫画&プロレス』を愛読しており、先日、そのブログで薬師丸ひろ子『セーラー服と機関銃』について書かれているのを読み、私も約40年間見ていないな、と気づき、TSUTAYA店舗でDVDを探した。 た…

綾瀬はるか主演「ルート29」は令和の「キッドナップ・ブルース」か

久しぶりに綾瀬はるか主演映画が公開された。「ルート29」というタイトル。 私は昨年(2023年)夏、「リボルバー・リリー」を見た感想をこのブログに記す際、以下のような意味のことを書いた。 「ホリプロの稼ぎ頭・綾瀬はるかは、ヘタな企画には参画できな…