本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

外国映画

初期スカーレット・ヨハンソンを見よう!「真珠の耳飾りの少女」

一幅の絵のようだ、って表現があるけれど、そんな感じがずっと続く映画であった。 ま、単に、「ゴーストワールド」を見て、そのころの「初期」スカーレット・ヨハンソンの映画を観てみようと思ってDVDを借りたのが「真珠の耳飾りの少女」だったわけで。そん…

周囲なんかと馴染まず毒づけ!「ゴーストワールド」

10年くらい前に一度見ている「ゴーストワールド」だが、久しぶりに見てみようと思い、TSUTAYA豊岡で借りてきた。むむっ、こんなに面白かったっけ。見ているあいだ、ずっと心がザワザワする。素晴らしい。傑作だ。アメリカのコミックを原作とした2001年のアメ…

インディ・ジョーンズ・パロディとしての「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」

映画を観て、単純に「ああ面白かった」と幸福を感じた記憶No.1は1984年の「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」だ。確か新宿かどこかの比較的大きな満員の映画館で観た。娯楽映画であるから劇場は適度にざわついており、観客は大いに笑い且つ驚いていた。一…

どのように見たらよいのか良くはわからぬ「プロミシング・ヤング・ウーマン」にシビれる

キャリー・マリガンは好きな女優だ。だから、見逃していた「プロミシング・ヤング・ウーマン」をDVDで見た。わざと酔ったふりをして、お持ち帰りされ、いよいよというところで鉄槌を下すという、危ない(?)女性をキャリー・マリガンが演じている。 ちょっ…

シャーリーズ・セロン変身(変形?)「タリーと私の秘密の時間」

レンタルDVDで「タリーと私の秘密の時間」を観た。 「マイレージ、マイライフ」を観て以来、ジェイソン・ライトマン監督のファンとなった私は、さらに「ヤング≒アダルト」を観て、シャーリーズ・セロンのファンにもなった。 雑誌「映画秘宝」を買っていたよ…

ゴールディ・ホーンのキュートさに痺れよ「ファール・プレイ」

私の好きな女優はゴールディ・ホーンなのだが、その魅力が大いに発揮されている映画の代表が1978年の「ファール・プレイ」である。監督は才人コリン・ヒギンズ。 公開当時、映画館で見た際は、ゴールディ・ホーンが異様にキュートなロマンチックなサスペンス…

ダメ刑事イーストウッドの逆襲劇「ガントレット」

遠い昔、はるかかなたのテレビの世界では、月曜日とか水曜日とか日曜日とかの夜9時から洋画劇場というプログラムがあって、様々な映画が放映されていた。クリント・イーストウッド主演の西部劇やアクション映画は人気があったから、よく放送されていたものだ…

ダメ男映画の金字塔「評決」。アル中ポール・ニューマンに痺れよ!

結局のところ、私が好きになる映画のジャンルって、青春映画かダメ男映画なのではないか。といったわけで、1982年のポール・ニューマン主演の裁判劇「評決」。監督は巨匠シドニー・ルメット! ファーストシーンは酒呑みながらピンボールをたしなむポール・ニ…

人は幸福なとき、けっして映画など見ない「カイロの紫のバラ」

アメリカの古き良き時代、30年代を舞台に、映画への愛をファンタジックに謳い上げるハートフルなロマンチックコメディ! といった印象で語られるウディ・アレン1985年公開の映画「カイロの紫のバラ」であるが、私自身も公開当時に見たまま、そんなイメージで…

一番好きな映画は「フェーム」

一番好きな映画は何ですか、と問われた際、なんと答えるべきか。全然、誰にも聞かれないが、実は答えを用意してある。 1980年公開のアラン・パーカー監督作品「フェーム」だ。 ニューヨークの芸術高校を舞台に、ショービジネスの世界を目指す若者たちの群像…