本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アリー my love_メモ◎007「魔性の女」[The Attitude]

この回は、まず1つ目、ルームメイトのレネの機転で、アリーはイケメン検事ジェイソン氏とデートをすることになる。 2つ目、ユダヤ教のラビと交渉をするという仕事がアリーに舞い込む。 夫が植物人間になってしまった奥さんからの依頼で、法的には離婚が成…

アリー my love_メモ◎006「婚約」[The Promise]

アイスクリーム会社の商標登録のトラブルの裁判。アリーは相手側の太った弁護士ピピン氏と対決する。裁判の後、ピピン氏は突然ぶっ倒れ、アリーのマウス・トゥ・マウスの人工呼吸で一命を取り留める。 ピピン氏は間も無く幼馴染との結婚式を控えていた。ピピ…

萩尾望都作品ベスト短編集といってもよい「10月の少女たち」

萩尾望都小学館文庫2012年10月18日初版発行657円+税 短編漫画の傑作を数多く生み出している萩尾望都先生なので、短編集が数多く出版されている。なかでも小学館からは、文庫という形でたくさん出ている。 「10月の少女たち」も、そんな一冊。 この本は2012…

アリー my love_メモ◎005「涙の数だけ」[One Hundred Tears Away]

冒頭、スーパーマーケットでオバさんとポテトチップスの奪い合いとなり、暴力を振るったとして逮捕されるアリー・マクビール。テンポの良いコミカルな展開が可笑しい。 その後、暴行事件だけでなく、避妊ゼリーの万引き容疑まで加わり、アリーは弁護士として…

小林信彦のコラム1998年「人生は五十一から」

「人生は五十一から」小林信彦文春文庫2002年4月10日初版発行 初出誌 週刊文春単行本 1999年6月 2021年7月、いつものように地元の図書館で「週刊文春」最新号を読んでいたら、小林信彦のコラムが最終回とあり、驚いた。 よく考えれば小林氏は高齢だし、数年…

アリー my love_メモ◎004「ラブ・アフェア」[The Affair]

大学時代の先生が死去した、とアリーはフィッシュから聞かされる。その先生、ドーソン教授とアリーは、一時期不倫関係にあった! というわけで、原題の「The Affair」とは情事という意味らしい。ズバリ「不倫」についての回。 さて、教授の奥さんから弔辞を…

モーさま上京一年目1971年の傑作群「11月のギムナジウム」

萩尾望都小学館文庫1976年4月20日初版発行 昔々、長く愛され名作と呼ばれるような本は文庫本となり、安価で広く流通されている、と思っていた時代があった。現在は、そうではなく、「あ、これ文庫になっている!」と見つけた瞬間に買っておかないと、あっと…

アリー my love_メモ◎003「恋愛方程式」[The Kiss]

2話目に登場した「ケイジ&フィッシュ法律事務所」のクライアント候補でイケメンのロナルド・チーニー氏とアリーとのデートのお話がこの回のメイン。 というわけで、アリーはイケメンのドナルド氏とのデートに臨み、別れ際ロナルド氏はアリーのほっぺにキス…

アリー my love_メモ◎002「愛は妥協から」[Compromising Positions]

「アリー」第2話目は、なんといってもジョン・ケイジ初登場の回。 「アリー my love」の舞台となる法律事務所「ケイジ&フィッシュ法律事務所」の共同経営者であるジョン・ケイジはシリーズを通して重要人物の一人だが、シーズン最初はレギュラーというより…

アリー my love_メモ◎001「めぐりあい」[Pilot]

そんなわけで、1997年から5シーズンにわたって続く「アリー my love」第一回目を見直してのメモ。 主人公は女性弁護士であるアリー・マクビールで、このドラマはキャリアウーマンが数々の困難にめげず仕事も恋も一生懸命頑張るコメディ、といった理解でよい…

アリー my love_メモ◎まえがき

1997年からアメリカで放映されたドラマ「アリー my love(原題:Ally McBeal)」。日本でもNHKで放送されて大人気だった。 私も2000年頃からこのドラマにハマってしまい、現在は、全話のDVDを揃えてしまった始末。作られてから、もう20年以上が経っているのだ…

セゾン文化をつくった堤清二と家族。「堤清二 罪と業」

「堤清二 罪と業 最後の『告白』」児玉博文春文庫2021年6月10日初版発行 単行本 2016年 文藝春秋刊 1980年代、私は20代で、東京に住んでいた。だから、いわゆる〈セゾン文化〉に様々影響を受けた。西武百貨店の一連の広告も好きだった。 その当時は景気が良…