本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

埋草日記◎生卵の消失と溝口敦「喰うか喰われるか」

よく行くスーパーの入り口に大量の「かっぱえびせん」が積まれていたので、つい購入。やめられない、とまらない。

仕事帰りに寄るスーパーに卵は売っていない。夜のスーパーから生卵が消えてから、いったいどのくらい経つのか。休みの日には卵を見るが、10個入り300円。といっても以前が安すぎだった気もするのだが。

 

大型書店コーチャンフォーで溝口敦の講談社文庫「喰うか喰われるか」購入。サブタイトルに「私の山口組体験」とあり、暴力団山口組を多く取材してきたことで知られる溝口敦の取材裏話的な本。自伝風でもあり、溝口敦の青春物語でもあり、さらには山口組の歴史書のようでもある。これを読んで山口組における三代目死去から現在の六代目までの流れが、非常に面白く俯瞰できた気がした。サブテキストとして宝島文庫「決定版 日本のヤクザ100人」を活用。「喰うか喰われるか」の解説はやはりヤクザノンフィクションの名手・鈴木智彦で、これが絶品だった。