本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

テレビドラマデイズ2022夏◎ちむどんどん

 気が付くとテレビドラマをたくさん見ている。

 

 って、こうして改めてみると、わずか5本なのだが、自分としては多い。といったわけで、せっかくだから(?)、ブログ用に感想を書いてみようと思い立った。いずれも現在放映中のドラマであるため視聴は途中なのだが、あえて途中まで見ての感想を書いてみようと思う。

 といったわけで、以下、個々のドラマについて感想を述べる。

 

 いわゆるNHKの朝ドラは、「あまちゃん」(2013年)以降、見る習慣がついた。それ以前、テレビドラマは数えるほどしか見ていなかったのに、朝ドラを見るようになると若手俳優の顔が覚えられるようになり、そんなせいもあって民放のドラマも見るようになった。

 さて「ちむどんどん」である。前作「カムカムエブリバディ」が好評だった反動もあってか、ネットなどには今作「ちむどんどん」の悪い評判ばかりが目立っている。確かに、あまりに破天荒な長男の行動など、突っ込みどころは多い。

 「ちむどんどん」のヒロインは元気で、夢に向かってひたむきに頑張るという、朝ドラでは類型的ともいえるキャラクターで、さらに周囲もそんな彼女を大いに応援。まあ、ありがちな方向ではあるが、基本的にNHK朝の連続テレビ小説というのは、これでよいのかもしれないとも思うのである。

 当然ヒロインには数々の困難がふりかかるのだが、それらを「まさかや」の一言で片づけたり、なんでもかんでも「家族の絆」至上主義的な考え方で問題が解決したりしていくのも考えものだ。突飛な行動に走りがちなヒロインのきょうだいたち全員、何考えているのかさっぱりわからず、感情移入しにくいという大きな欠点もある。

 ヒロイン黒島結菜は頑張っているとは思う。黒島結菜は朝ドラ「スカーレット」(2019年)の若き陶芸家の弟子を演じていた人として印象に残っていた。「スカーレット」のヒロインとその夫は、すでにもう若者ではなく、この二人の関係をいったん終わらせる嵐のような、若くて瑞々しいキャラクターとして、黒島結菜は鮮烈な印象を残した。そのあと、NHK大河ドラマ「いだてん」でもちらりと見た。やたらNHKに出ているなあ。

 たびたび起こる「まさかや」な展開に、その場しのぎではないのか、との疑念も起きるのだが、あきらめず、今後どのように物語が転がるのか「ちむどんどん」するのが、正しい鑑賞法であるように思われる。とりあえずは上白石萌歌演じる歌子を応援していきたい。

 最後に、「ちむどんどん」というタイトルは、とても良いと思う。

 

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