本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

その後のテレビドラマデイズ2022夏◎ユニコーンに乗って 最終回

  •  ユニコーンに乗って(TBSテレビ 火曜ドラマ 22時から)放送終了

 NHKの朝ドラ「半分、青い」(2018年)は録画して見ていたが、いまでも消せない一本がある。それは、漫画家となったヒロインがやがてスランプに陥り、マンガ作品がつまらなくなる中、幼馴染が知らない女性と結婚していることを知り、大いに落ち込む場面を描いた回。マンガの師匠や仲間たちが気を使って慰めるのだが、ヒロイン永野芽郁は逆切れし、当たり散らす。そこでの永野芽郁が素晴らしく、たまに見たくなるので、「半分、青い」のほかの回はすべて消去しているのに、この一回(15分間)のみ、未だ録画機のハードディスの一端を占めている。

 この時のような永野芽郁が見たいがために、見たのが「ユニコーンに乗って」だったのだが、実はあまり楽しめなかった。なんだか展開が「ご都合主義」という感じがし、ノレなかった。

 西島秀俊が提案して実行されたイベントなどは、ことごとくコンセプト通りに成功し、仲間の結束の絆が強まる、などといった“分かりやすい”進行具合が物足りなく感じたためなのだけど、つまりは、こういった展開を「わかり易く、言いたいことが理解できて良い」と感じるか、「詰まらない」と感じるか、という違いなのだろう。

 杉野遥亮という相手役の方も、なんだかいつもモジモジしていて、「シャンとせんかい!」と言いたくなってしまう。西島秀俊は非常に安定した「気の利いたおじさん」ぶりで、NHKの朝ドラ「おかえりモネ」での気象予報士の先輩を彷彿とさせていた。西島秀俊芸とでも名付けたくなるような爽やかさで、今後はこういう善き役柄が多くなっていくのだろうか。

 そんなわけで、テレビドラマ「ユニコーンに乗って」は私には良さがわからなかったが、映画出演の永野芽郁はけっこう見逃しているので、それらも含め永野芽郁の今後の活躍に期待したい。そして、「半分、青い」での演技など通常営業との認識を私にさせ、消せない15分のドラマを消す勇気を私に与えてほしい。

 

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