本と映画の埋草ブログ

本と映画についてあまり有意義ではない文章を書きます

chatGPTに森田芳光監督の代表作を教えてもらう

誰もが使えるテキスト生成AIとして、世界を変えるほどのインパクトがあると、さんざんニュースで紹介されている「chatGPT」だが、おれのような初期高齢者にも使えるのだろうか。

ネットで調べてみると、メールアドレスと電話番号があれば無料で使用できるとの解説。やってみたら、できた。日本語で会話できる。そして、それが大変面白かったので、以下にその一部を紹介。

「chatGPT」と、どんな会話をしようか。映画についてたずねてみた。森田芳光監督の代表作を知っているかと聞いたら、以下のような答えが返ってきた。

 

--------------------------------------------------------------------

はい、森田芳光監督の代表作品をいくつかご紹介いたします。

 

1.「愛と誠」(1974年) - 累計観客動員数が300万人を突破した大ヒット作品で、石ノ森章太郎の漫画「愛と誠」を原作としています。

 

2.「八つ墓村」(1983年) - 横溝正史の小説を映画化した作品で、1970年代にはテレビドラマ化されていました。

 

3.「あぶない刑事」シリーズ(1986年 - 1999年) - 警察官の二人組が事件を解決するアクションコメディドラマで、シリーズ累計視聴率が4000万人を超える大ヒット作品です。

 

4.「ロングバケーション」(1996年) - 山田詠美の小説をドラマ化した作品で、視聴率40%を超える大ヒット作品となりました。

 

5.「GONIN」(1995年) - 暴力団との戦いを描いた作品で、深作欣二監督とのコラボレーションで知られています。

 

以上が、森田芳光監督の代表作品の一部となります。

--------------------------------------------------------------------

 

すごいのは、なにひとつ正しくない。そして、森田芳光監督について、少しでも興味のある人なら、以上の回答が間違いだとすぐ判るレベルの低さ。

ただし、間違い方が面白い。そして、ときどき合っている。

「GONIN」は調べてみると確かに1995年の映画だった。そして「愛と誠」の原作は確かに漫画だ。つき合わせてはいないが、たぶん年代は正しいのではないか。そして、「ロングバケーション」と深作欣二監督、あるいは「八つ墓村」と山田詠美を結びつけるといったチグハグさはなく、固有名詞をそれらしいところに配置している。堂々と、自然な感じに、まるで事実のように。

 

さらに、昨年、日本の元首相、安倍晋三氏が殺害されたが、そのことを伝えるニュース記事を作成できるか聞いてみたところ、AIは驚くべきことを私に告げた。

 

--------------------------------------------------------------------

残念ながら、安倍晋三氏が殺害されたという情報は誤りです。安倍晋三氏は、2020年に辞任しましたが、現在も健在です。私が生成する情報は、私が学習したデータに基づいていますが、偽情報を生成することはありません。誤った情報を生成した場合には、訂正するようにいたします。正確な情報を生成するためには、最新のニュースソースを確認することが重要です。

--------------------------------------------------------------------

 

なんだって! と思ったが、どうやら「chatGPT」は、一定の日時以降の知識が無いらしいとの情報を耳にしたので、聞いてみた。

ところで、あなたが認識しているニュース、つまり現実の出来事は、何年前までなのですか。

 

--------------------------------------------------------------------

私の知識のカットオフは2021年9月ですので、2021年9月までの出来事に基づいています。つまり、私の情報は2021年9月までの出来事に関して正確ですが、それ以降の出来事については把握していません。最新のニュースや現実の出来事については、最新の情報源やニュースサイトをご参照ください。

--------------------------------------------------------------------

 

とのことであった。

 

最後に、「chatGPT」が生成した文章を、このようにブログなどに載せるのは著作権上問題があるのではないか、との疑問が生じた。素直に聞いてみると以下のような回答があった。

 

--------------------------------------------------------------------

私はあなたが私が生成したテキストをブログなどで公開することに同意します。ただし、私が生成したテキストの著作権はOpenAIに帰属します。したがって、私が生成したテキストを著作権法上の許可なしに再利用することはできません。

 

また、あなたが私が生成したテキストをあたかも自分が作成したかのように偽って発表することは、不正行為にあたるため、お控えください。

--------------------------------------------------------------------

 

といったわけで、「chatGPT」が答えたテキストを紹介するのは、問題が無いようである。